概要

　不正競争防止法の営業秘密侵害罪の厳罰化にもかかわらず、昨今の人材の流動化の流れの中で、転職先での営業秘密の漏洩により経営幹部が刑事処分を問われる事案（大手の塗料メーカー・回転寿司店舗・総合商社等）が後を絶たない。また、SNSやChatGPT等の生成AIのビジネスでの利活用が取り沙汰される一方で、その過程での顧客情報・ソースコードの流出やステマ規制・誤情報拡散・著作権侵害等の予期せぬリスクも問題視されている。

　内部者による故意・過失の両面からの情報流出・不正利用等の情報管理上の新たな課題について、具体的な事例を検証しながら、組織としてどのように向き合うべきかについて解説する。

講師

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  弁護士・公認システム監査人

  福本　洋一

  Yoichi Fukumoto