外部セミナー
2019年度倒産手続き実務・レベルアップ研修 第1弾
「破産管財実務・重点分野研修『破産申し立てを中心とした清算型法人倒産処理の実務』~事案に応じた適切かつ柔軟な清算に向けて~」
概要
司法委員会では、本年度も、レベルアップ研修として、破産管財実務の重点分野研修を実施していく予定です。
今年度の第1弾は、破産申立てを中心とした清算型の法人倒産処理をテーマとして取り上げる内容の研修を企画いたしました。
破産申立てに代表される清算型の倒産手続においては、申立代理人は、受任後直ちに事業を停止し、法人の財産を保全して速やかに申し立てることが重要ですが、法人を清算するに至るまでには、私的整理や民事再生等事業再建のための努力が行われており、DIP型の清算が適しているケースや、事業を残して雇用を確保し、産業を持続させる余地のあるケースもあり、法人代表者については、経営者保証ガイドライン等の選択肢も広がっています。
このように、法人の廃業(清算)は不可避であったとしても、事案に応じた柔軟かつ適切な処理方針を立てて実行することは、若手・ベテランを問わず、会員の皆様が、清算型倒産処理の依頼を受けた時に検討すべき重要な視点であり、その実務的なノウハウを蓄積しておくことは極めて有用です。
そして、申立代理人が柔軟かつ適切な申立てを行うためには、裁判所や管財人等関係者との協働・連携が不可避であることは言うまでもありません。
そこで、本研修では、破産申立てを中心に、清算型の倒産手続を活用した法人の清算について、再建型、清算型の倒産処理事件の経験豊富な会員と、倒産処理事件に日々奮闘する若手会員をパネリストとして迎え、大阪地方裁判所第6民事部の裁判官にも登壇頂き、経験談等を交えながら、議論をしていただくことといたしました。
倒産処理事件にご関心をお持ちの会員の皆様には、大いに参考にして頂けるかと思います。
是非とも多くの会員の方々にご出席賜りたく、ご案内申し上げます。