外部セミナー
「監査役・監査等委員・監査委員のための『監査報告書』の徹底的検討-重点監査項目と検討事項の整理-」
概要
監査役・監査等委員・監査委員の皆様が期末に作成すべき監査報告書は、法律に即して適切に作成することが要求され、当該事業年度の監査結果の集大成としての重要な意義を有するため、決算日程に即して執行部門及び会計監査人と連携し、監査日程に適切に対応することが必要となります。期末に先立つ事前準備としては、これまでの監査の経過及びその要領を総括するとともに、監査報告書の作成・提出を巡る法的規律と実務上の検討事項を整理しておくことが必須となり、また、本年度は、改訂コーポレートガバナンス・コードが適用されているため、監査役等の資質や監査環境の整備についての見直しが提示されるほか、CEOの選解任や後継者の育成プロセスの透明化、任意の指名報酬委員会の設置による取締役候補者の選定や報酬決定手続きの客観性・透明性の確保などに向けたガバナンス上の取組課題が多岐に亘ります。さらに、近時の不祥事事例では、有価証券報告書等の開示書類の虚偽記載が問題になっている事例も見られることもあって、財務諸表や計算書類・事業報告等の総会関係書類についての定性的な記載事項の適正の検証も欠かせません。
本セミナーでは、期末監査に先立って、把握しておくべき法律等を概観し、監査報告書の作成にまつわる期末監査における実務課題を整理し、監査報告書の作成に際して留意すべき事項について、監査役等の実務に長年携わり、監査報告書の作成の実務に通じた講師が平易かつ詳細に解説を行います。期末監査を控え、監査役・監査等委員・監査委員の皆様が、本年の取り組み課題を概観し、留意点を確認する格好の機会となりますので、奮ってご参加賜りますようご案内申し上げます。